鼻うがいでムズムズを追い払おう
ちょっとしたブームにもなっている「鼻うがい」って聞いたり、やってみたことありますか?
子供のころのイメージで鼻に水が入ったら痛いという思い出から、最初は興味なかったのですが、花粉の時期だけや鼻の調子の悪い時に鼻うがいを行っている人は3割以上になるそうです。
効果も関心も高い鼻うがいについて調べてみましたので、一緒にやってみませんか。
鼻うがいというのは、鼻の孔に水を通し鼻の中を洗うことになります。
真水を使うのでなく、体温に近いぬるま湯に約1%くらいの割合で食塩を入れた生理食塩水で行うので、思っているような鼻の痛みはありません。
鼻は外の空気を吸い込みますので、空気中の花粉や細菌を取り込んでしまいます。なので鼻の穴の中は細菌などがいっぱいで汚れているのです。
この汚れを鼻うがいで取り除くようにする鼻がスッキリするのはやってみなくても想像できますよね。
市販でも「ハナノア」といった鼻うがい専用のものがありますので、利用してみるのもいいかもしれませんね。
鼻うがいをやってみましょう
37℃くらいのお湯100ccと食塩1gをコップなど(できれば注ぎ口がついているようなタイプのものだと楽です)に入れます。
上を向くように顔を傾け、どちらからでもいいので鼻に食塩水を少しずつ注入します。
食塩水が鼻の奥に流れるようにし、口から食塩水を吐き出すようにします。
反対の鼻の孔も同じように行います。
鼻うがいは、コップに入った食塩水を吸い込むようにして鼻にいれ、口から出すと言うやり方もありますが、吸い込むよりは、ちょっとずつ注入する形にしたほうが、飲み込んだりせず、初心者でもやりやすいと思います。
鼻うがいの時の注意
- 鼻うがいをしているときは、ツバを飲み込まないようにしましょう。
- 鼻に注入した食塩水は、鼻からたれてくるのにまかせるようにして、鼻はかまないようにしましょう。
- 耳に水が入らないように、顔の傾けすぎに注意しましょう。
花粉症の点鼻薬の種類と使い方
病院でもらえる点鼻薬には「ノスラン」などの抗アレルギー剤が多いようです。
症状がひどいときは、「フルナーゼ」や「シナクリン」といったステロイド剤の効き目の強い点鼻薬が処方されます。
そのほかに、「ザジテン」や「リボスチン」などの鼻づまりにも効果のある抗ヒスタミン剤や、「プリビナ」「ナベール」といった血管収縮剤があります。
血管収縮剤は、使用後の鼻の通りが良くなるタイプで市販の点鼻薬にも含まれているものが多いのですが、使い続けるとリバウンドするようにかえって鼻づまりになってしまいます。
この血管収縮剤を含まない点鼻薬に「パブロン点鼻z」「ザジテンAL点鼻スプレー」があります。
頻繁に点鼻薬を使う人は血管収縮剤の含まないものを使ったほうがいいでしょう。
点鼻薬の使い方
使用の前によく鼻をかんでから行うようにします。
容器を鼻に入れて噴射する際、鼻の鼻中隔になるべく薬剤が直接あたらないようにまっずくに使いましょう。
フルナーゼやシナクリンなどのステロイド剤の場合は、使用で違和感を感じることもあり、鼻をかむと血が混じることもありますので、気になるようでしたら医師に相談しましょう。