花粉症の対策
最近、毎日のようにテレビや新聞、ネットでも花粉症の対策の特集などを見かけます。
それだけ花粉症に悩まされている人が多く、花粉飛散時期の注目キーワードでもあるということなのでしょう。
しかし、どの特集を見ていても花粉症を治すという方法の特集ではなく、どうやって花粉を近づけないか、花粉症をどう乗り切るか、というテーマが多いように思います。
それは、花粉症の治療は、薬や注射、レーザー治療などありますが、完治が難しいからなのかもしれませんね。
花粉症と一口に言っても、スギが原因の人がいれば、ブタクサが原因の人、ハウスダストが原因の人がいて、花粉症になる時期も人によって違ってきます。
花粉症の治療には、まず自分のアレルゲンが何であるかを知る必要があるかと思います。
また、花粉症の原因にストレスや食生活も少なからず関連があるようで、腸の免疫システムが崩れると花粉症などアレルギーの病気になりやすくなることがあるようです。
食事も、日本人が欧米食を食べることが多くなってきてから、アトピー性皮膚炎や花粉症などアレルギーの疾患患者が急増したとも言われています。
食生活の偏り
食生活の欧米化により、動物性たんぱく質や脂質が多く含まれる食品を食べることが多くなり、腸内環境が悪化し、さまざまな障害で体に変化をきたしています。
アレルギーの原因も、野菜不足、精製食品、保存料や防腐剤や着色料の含まれた食品の摂取により症状の悪化を招いているとも言われています。
体質改善により腸内環境を整え、免疫強化することで、アレルギーや花粉症の症状にも立ち向かえる体作りができるのではないでしょうか。
腸内環境を整える善玉菌を増やす食品、つまり、魚や野菜、味噌やヨーグルトなど発酵食品の摂取で善玉菌を増やすようにして腸内環境を整えましょう。
また、花粉症患者の多くは冷えから来る人も多いので、体を冷やす食材や、冷たいものの摂取、水分の取りすぎに注意するようにして、和食中心の食生活を心がけて見ましょう。
食材は、季節にあった旬のものを食べるとよいとされています。
体を冷やす食べ物
セロリ、ほうれん草、たけのこ、トマト、きゅうり、茄子などの野菜
豚肉、カニ、カキ、しじみなどの肉、魚介類
梨、柿、バナナ、スイカなどの果物
体を温める食べ物
たまねぎ、ピーマン、ねぎ、にんじん、しそ、しょうが、ニラなどの野菜
鶏肉、フグ、ウナギ、サバ、エビ、マグロなどの肉、魚介類
りんご、みかん、もも、あんずなどの果物
調理の仕方によっても温める作用へと食性は変化するようです。
茹でる→焼く→煮る→蒸す→炒める→揚げるという順で体を温める作用が強くなりますので、調理方法を体を温めやすいようにして食べるようにしてみましょう。
花粉症の症状の改善に
花粉症の症状は、腸内環境や血行の悪化にも影響を受けます。
適度な運動により血行をよくすること、ストレスをためないことも花粉症の症状を改善するために必要なことのひとつになります。
ポリフェノールはテレビなどでも血液をサラサラにする効果があるといわれ、注目されましたが、花粉症にも効果はあります。
もちろん血行をよくすることもひとつですが、ポリフェノールは免疫力をよくする効果があるのです。
カテキン、イソフラボン、タンニン、アントシアニンといったポリフェノールの摂取で低下した免疫力を向上させ、花粉症の悪化を防ぎましょう。
赤ワインはポリフェノールが豊富に含まれていますので、食事の時に一緒に飲むのもよいのではないでしょうか。