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健康による長寿の食事法「マクロビオティック」

健康志向高まる中、食生活においても気を使われる人が増えてきていますね。

去年始まったメタボリック健診の影響もあるかもしれませんが、脂肪の摂取をおさえた食品や飲み物もあり、栄養バランスについても見直される人も多いのでしょう。

マクロビオティックは、まさにその栄養バランスを考え健康的食生活を導くためにぴったりの食事法といえるでしょう。

マクロビオティックは、故桜沢如一氏が日本古来から伝わる食養生に中国の易の陰陽を組み合わせ確立した食事法で、すべての健康な肉体や精神は、食べ物や環境から来るものであり、自然の恵みをいただくことにより私たちの体は作られ、それを感謝し食物をまるごと食べるということが根本にあります。

もともと日本うまれの食事法であったのですが、欧米などで著名人やモデル、有名人が実践しマクロビオティックは広まっていきました。

海外で食事による健康法として脚光を浴びたマクロビオティックは、日本に逆輸入され、ホテルやレストランも専門店ができ、取り入れられるようになりました。

マクロビオティックの陰陽論

陰陽説は、森羅万象にはすべて陰と陽の二相に還元するという思想になるのですが、マクロビオティックでもすべての食物には陰と陽があり、体を温めるもの、冷やすものがあるので、食材をバランスよく取る必要があることを説いています。

陰の食物は温暖な気候風土で取れるカリウムを多く含むことが特徴で、陽の食物は涼しく寒いところでとれるナトリウムを多く含む食材となります。カリウムとナトリウムのバランスが健康に関わりがあると言われています。

例をあげてみますと、体を冷やすとされる陰の食材は、白砂糖、精製食塩、なす、トマト、じゃがいも、ピーマン、ほうれん草、牛乳やアイスクリームなどがあります。

体を温めるとされる陽の食材は、たまねぎ、ごぼう、にんじん、大豆製品、天然の塩などがあります。

私たちが主食として食べているお米は陰陽の中間である中庸に位置づけられ、穀物はビタミンやミネラルなど栄養分が豊富にとれる玄米で食べるのが望ましいとされています。

陰陽論の考えから、冷え性で悩んでいると言う人は、できるだけ陽の食物を摂取するようにすると体のバランスがよくなるので、体質にあわせた食事法ができるのです。

なので、マクロビオティックを利用しただしのとり方として、干ししいたけや昆布を使うのですが、昆布だしを利用したほうがやや陽性になるため、冷え性の場合には干ししいたけを少なめにしただしで調理するとよいといわれています。

マクロビオティックに使われる食材

マクロビオティックには、身土不二という自分の住んでいる環境や季節にあった食材を食べる、すなわち身体と土(環境)は同じものであるという教えがあります。

季節の旬の野菜をいただくこと、自然のエネルギーをいただくことをすすめています。

マクロビオティックは、穀物菜食といった玄米や野菜、豆、海草など自然食品を取り入れ、調味料もオーガニックのもの、または天然醸造のものを使います。

できるだけ食品添加物や農薬、遺伝子組み換え食品を避け、自然食品を使うのが特徴です。

日本人の食生活では5割以上が穀物にあたるのですが、副食は野菜を25〜30%、大豆や海藻類を10〜15%という割合で摂取します。

タンパク源は、魚介類や大豆製品で補います。

肉やコーヒー、乳製品、アルコールはストレスがかかる食材となので、マクロビオティックでは利用されません。

身土不二という考えから、熱帯や亜熱帯でとれる野菜も適さないと考えられています。

ちょっとここまでくると窮屈に感じる人もいるかもしれませんね。

しかし、全部を実践しなくとも主食にあたるお米だけでも3食のうち1食だけでも玄米にかえて健康食を取り入れることもできますので、自分のできる範囲からマクロビオティックを実践してみましょう。




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