大人用おむつ
大人用のおむつには介護の必要度合いなどに応じたパンツタイプ、テープなどで止めて使う紙おむつタイプ、フラットタイプ、尿取りパッドがあります。
パンツタイプのものには、吸水力が高く速乾性にすぐれた布を用いたものもあり、消臭素材を使っているので、ニオイも心配なく使えます。ちょっとした漏れが気になる場合などは、パッドなど使ってみたり、パンツなどで応急処置すると外出にも弊害がなくなるのではないでしょうか。
おむつが必要になるパターンは、なにも老化や病気だけではありません。宇宙飛行士など職業上おむつを利用する場合もあるのです。恥ずかしがらず、漏れなどの悩みに使ってみてはどうでしょう。お店などで購入することに躊躇われるのであれば、ネットなどで購入すると、荷物にもならず便利ですね。
ネットで購入する前にできれば、介護用品ショップなどで試供品をもらってきて使用してサイズや足回りのフィット感など確認してみてから購入したほうが、自分に合ったものを選べてよいと思います。
メーカーによるサイズや吸収力の違い
大人用のおむつも他の商品や製品と同じようにメーカーによって大きさや吸収力、消臭力、素材も異なってきます。
サイズ表示がウエストの表示になっているので、足周りがきつかったり、ぶかぶかであったりすることがあります。パンツタイプはテープ型のもとの違い、どうしてもウエストを目安にする必要があるので、フィットするタイプを選ぶのも難しいかもしれません。
その点、マジックテープなどでおむつを固定するタイプのものは、足回りをあわせ、ウエストはマジックテープで調整できるので、より体型に合ったものを選べるのではないでしょうか。
足回りに余裕があったりすると、横から漏れやすくなりますので、ウエストだけでなく体にフィットするものを選ぶ必要があるでしょう。
なので、最初からまとめ買いするのでなく、先ほども提案しましたように、試供品などサンプルをもらってくるか、小分けで購入してみて、本人の使用感も参考に選ばれてみてはどうでしょう。
おむつを選ぶときのポイント
テープタイプのものには、テープの部分がマジックテープのタイプのものとシールタイプのものの2種類があります。価格はシールタイプのおむつのほうが安いのですが、定期的におしっこなどのチェックをする際、尿取りパッドだけの交換でおむつには汚れがなくても、シールがバカになって取り替えなと使えなくなったりします。
繰り返し排泄の確認などをするときは、マジックテープタイプを使用したほうが、取り替える必要のないときなど便利に使えるのではないでしょうか。
パンツタイプにするか、フラットタイプのおむつにするかは、被介護者の生活動作能力に応じて選ぶことになるでしょう。
ほとんど寝た状態が多く、排泄の処理も寝た状態になるのでしたら、おむつタイプ。ある程度自分で交換ができるのでしたら、パンツタイプ。寝た状態から起き上がって座れるのでしたら、介護者が手伝ってあげてパンツタイプを選ぶこともできるでしょう。
また、パンツタイプやおむつタイプにプラスして使用できる尿取りパッドも大きさや吸収力など考慮したほうがいいでしょう。
外側にあたるアウターよりインナーになるパッドが大き過ぎても使い勝手が悪いですよね。
その逆も同じです。尿取りパッドが小さすぎると、結局アウターにまで排泄物が流れてしまったりしますね。
病院などでも組み合わせて使っているところが多いようですが、取替え回数などを考えるとどうしても安いものを選びがちになってしまいます。安さだけにとらわれるのではなく、機能面も確認し、本人にあったものを選びましょう。