くしゃみなどちょっとしたことで漏れてしまう悩み
重たいものを持ったり、くしゃみをしたりとちょっと力を入れた瞬間におしっこが漏れてしまう悩みをもっている女性は多いようです。
その原因は、出産や加齢による骨盤の底筋のゆがみによるもの。筋肉が緩んでしまったことによって、急におなかに力がはいると漏れてしまうのです。
テニスやちょっとしたジャンプ、ジョギングなどでも漏れたりしてしまいます。悩みが深刻になるまえに病院で診察を受けるようにし、骨盤のゆがみを治すように体を動かしてみましょう。座った状態やテーブルなどにつかまった状態で、または、寝転がって両足を三角に立てた状態などで、肛門と膣を締めたり緩めたりという底筋を鍛える体操を毎日続けるようにすると改善にもつながります。
とはいえ、すぐには漏れが止まるわけではないので、尿取りパッドを下着にあてたり、失禁用の吸収布を施したパンツなどを利用し、急な漏れに備えると外出先でもニオイや漏れを心配もすくなくなりますね。
購入は、ネットなどで買うと抵抗も少なく自分にあったものを探せるのではないでしょうか。
尿失禁の原因
尿失禁はその原因や症状に応じて4つのタイプに分かれます。
腹圧性尿失禁
おなかに急に力が入って漏れるタイプ。
出産や老化などにより骨盤の底筋が歪んだり、緩むことが原因なので、筋肉を鍛える骨盤底筋体操をして改善できます。女性に多いのが特徴。
切迫性尿失禁
大脳のコントロールができず漏れてしまうタイプ。
脳出血や脳梗塞、パーキンソン病などが原因となる場合もあり、薬による治療が有効な症状となります。
また、膀胱に尿を溜める訓練を行うと改善が見られます。この場合、医師の相談の上で排尿記録をつけて行います。
溢流性尿失禁
尿の排出障害により、膀胱に溜り漏れてしまうタイプ。
前立腺肥大や糖尿病、子宮がんにより膀胱が収縮できず尿が排出しきれずに残ってしまいます。残尿を減らすことが対策になりますので、毎回尿を出し切ることに気をつけるようにしましょう。
溢流性尿失禁は、ほっておくと腎機能不全になることもありますので、早めに診療を受けるようにしましょう。
機能性尿失禁
排泄運動がうまくできず漏れてしまうタイプ
疾病やケガなどで運動機能に障害が出たり、判断力や認識力の低下により排出障害となります。
不快感とニオイの対策に
失禁による悩みを抱えている人は、4割近くの女性がいるそうです。それでも漏れという羞恥心に病院へ診察に訪れる人はその半分にも満たないそうです。
自身でも日頃から、肛門や膣の筋肉を鍛えることである程度改善はできますが、悩みの度合いによっては、受信し医師の指示のもと、尿失禁症を治すようにしましょう。
外出するのも不安な場合は、尿取りパッドやパンツを利用し、漏れやニオイの不快感を少しでも軽減するようにしましょう。
下着感覚で着用できるパンツや下着にあてて使用できるものなど、吸収力と消臭力を兼ね備えたおむつなどもありますので、改善が見られるまで利用してみてはどうでしょう。
失禁が気になるあまり、外出できないとストレスもたまり、より深刻になってしまいます。
抵抗はあるでしょうが、パンツタイプのおむつなどを通販やネットを利用して購入してみませんか。