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人の成長から衰え

人は生まれてから生活動作能力の成長とその衰えという流れがあります。

いつまでも若いつもりなのは、中高年くらいからはどの世代においても同じなのではないでしょうか。若い頃は早く大人になりたいと願い、年齢を重ねると若いものには負けないと頑張る…それ故、自分がおむつに頼る必要に駆られた時、人は素直に受け入れることが出来ないのだと思います。

病気や老化などによりおむつの使用を病院などで進められても、家族など介護する側はそういう気持ちを理解してあげる必要があると思います。

おむつの使用においては、排泄の問題であるだけに介護される本人も抵抗があることを、介護する側も理解した上で話を進めましょう。

私のお義父さんは、パーキンソン病を患い、右半身が思うように動かせなくなり、何度も入退院を繰り返しました。入院しているときもおむつを嫌い、ポータブルトイレを利用しできるだけ自立しようと頑張っていました。お義母さんもその手伝いを一身に支え、一時期は歩くのもムリかも知れないと云われたにも関わらず、トイレの利用に付き添っていました。

そういう気持ちを汲むことは、お互いに必要なことでもあり、介護される側の自立の助けにもなります。本人の意向を取り入れながら、おむつをどうするのか考えるようにしましょう。

介護ヘルパー

薬局で働いていた頃、介護ヘルパーさんが週に1,2回両手いっぱいに大人用おむつや尿取りパッド、お尻拭きなどを購入に来られてました。時には車椅子を押しながら、病院の付き添いの帰りであったり、処方箋の受け取りであったり、ヘルパーさんも大変だなぁと思ったことがありました。

私の友達にも介護資格の免許をとり、市の介護ヘルパーとして働いている人がいます。彼女も最初の頃には、意思疎通が図れず、相手の求めることが理解できずに色々なストレスから何度か泣いたことがあったそうです。それでも一生懸命な介護に感謝の言葉もたくさんあって、今も介護ヘルパーとして働いています。気持ちの問題以外に体力と力が必要で、おむつの交換や体を支えての移動やサポートに腰痛になることもしばしばで、体や腕が痛くなると言っていました。

介護ヘルパーを頼まずに、家族で介護されている場合は、その負担が介護者一人にかかるようですと、体だけでなく色々な負担になることは、うえのふたつの紹介からもわかるのではないでしょうか。

まして、高齢化社会となった現在では、60歳以上の介護者がその母や父の介護をされている家庭もたくさんあると思います。

おむつなども赤ちゃんのものと違って、大きくかさばりますし、まとめ買いは介護者にとっても買い物のついでとは行かないでしょう。

そういうことを若い世代で支えてあげられるのではないでしょうか。

お互いの気配り

介護される側にもその苦労を汲み取ってあげる必要はあると思います。

特に男性は今まで自分は働いてきたんだから、介護くらいしてもらって当たり前という考えはないですか?

介護をしてみた経験がないとそれが、どんなに体力と忍耐が必要なことであるかが見えません。やってもらって当たり前という考えでなく、相手の気持ちも考える気持ちが必要だと思います。

先ほども例にあげました私のお義父さんは、とても気の優しい人であったのですが、介護してもらうことは、当たり前という感じで、靴下を履かせてもらっているときにも、足を投げ出し、気に食わずひどい時には蹴ったりすることもあったのです。それは、自分の体が思うように動かせず、イライラするということもあったでしょうが、傍から見てもあまり気持ちのいいものではありません。仲がよいことが解っているのでじゃれあっていると見れば、大丈夫なのですが、二人の普段の様子を知らず、その様子だけを聞くともう少し感謝の気持ちを持ってもいいのに…と思うことでしょう。

もちろん介護する側にもしてあげているという気持ちで接するのは、相手を傷つけることにもなりかねません。お互いの気配りあってこそ家族で介護ができるのではないでしょうか。

排泄の処理となるおむつは、介護する側もされる側も利点があるようにと考えると、処理のしやすい体制にあったおむつを選ぶのが一番だと思います。


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